かつて485系と489系で運転され、名古屋・米原と金沢・富山・和倉温泉を結んだ新塗色をまとった特急「しらさぎ」です。2001年から2003年までの姿です。
列車の名前が「しらさぎ」なのに青が基調とされているので、「あおさぎ」とも呼ばれていました。
2001年に「スーパー雷鳥」が廃止されたことに伴い、従来の国鉄色から、前述の専用の塗装への移行が始まり、過渡期には混色編成も見ることができました。
7両の基本編成と、3両の付属編成で運転され、付属編成は基本米原以北での運用となっていましたが、後年には「おはようエクスプレス」の運用に、単独でついていたこともありました。七尾線にはパノラマグリーン車を連結していない基本編成が単独で乗り入れていたそうです。
また、付属編成がつくのはパノラマグリーン車のある編成にのみで、過渡期以外に国鉄色時代のような編成が組まれることはありませんでした。
編成には「スーパー雷鳥」時代にグリーン車から一般車両に改造されたサハ481形500番台、「スーパー雷鳥」廃止時にモハ484形から集電装置を撤去したサハ481形600番台が組まれることもありました。
2003年に485系での運行が終了し、車両の一部は北近畿方面の特急列車へと捻出されていきました。