野望の光、輪廻の囁き、ウグイスの声・・・日本三大妖怪の一角、
白面金毛九尾の狐。その化身:
玉藻前(たまものまえ)平安時代末期、鳥羽上皇の寵愛を受けたとされる伝説上の女性。
玉藻前の正体である白面金毛九尾はかつて
古代中国、
殷国の紂王を狂わせた傾国の美女:妲己の正体であったとも伝わる。
玉藻前と暮らしていた鳥羽上皇は年々病の症状が重くなり
名を馳せた時の陰陽師:
安倍晴明の後継に上皇の症状は玉藻前の呪術によるものと看破され逃亡。
京から栃木県那須町まで逃亡した玉藻前は
追っ手である
三浦義明・千葉常胤・上総広常によってとうとう追い詰められ討伐された。
その時、ただでは死なぬ、と近付くあらゆるものを殺す
殺生石に変化したという。
この
九尾伝説の殺生石は栃木県那須町に実在するが
近寄るものを殺す呪いの正体は硫化水素や亜硫酸ガスやヒ素が混じった天然由来の毒ガスである。
原初の相撲伝説で野見宿禰(のみの/すくね)に敗れたことで名を残す当麻蹴速(たいまの/けはや)だが
近年、蹴速の子孫によってこの悪い石は一撃で真っ二つにされて現代ニュースになったのは有名な話である。
(民明書房刊:グラップラー刃牙が打撃主体で、高校鉄拳伝タフが組み技主体の奇跡 より一部抜粋)長兄の英傑大戦:
mylist/73130055