中国各地で新型コロナウィルス感染症の「二次感染」が急増しており、高齢者や体の弱い人が高い確率で重症化することが分かりました。 「二次感染」とは、一般的に新型コロナウイルス感染から回復した後、一定期間経過後にウイルスに再感染することを指します。
ラジオ・フリー・アジアは13日、河北省石家荘市の医師が、北京、山東省、四川省を含む多くの患者が、新型コロナウイルスの初感染から回復して1カ月後に「二次感染」を起こしており、症状から明らかに二次感染であることを確認できたと報じました。
北京の医師とされる人物が、親族と交わした会話を録音した音声が、最近ネット上で公開されました。 医師は、勤務先病院のベッドは満床で空きはなく、初感染の5倍から10倍の痛みを訴える「二次感染」の患者であふれていること、2回の感染で免疫システムが破壊されたため、高価な免疫グロブリン注射を1日2回打って生き延びている状況だと明かしました。
旧正月前後には二級・三級都市や農村部での大規模な感染拡大が予想されますが、これらの地域では医療設備が十分に整っておらず、ピーク時には死者数が急増すること、そして「 二次感染」は、さらに難しい問題となるでしょう。