Vocal 初音ミク&IA
Music Illust 色音しおり
「一雫のスノーホワイト」
白色に染まった この世界を見下ろして
雪の中で色を 探しているのかな
微かに聞こえてくる 祈りが届く様に
鈴の音が記憶の奥 私を包む
夜に隠れてさ 深い森の奥で
一人春を探し 彷徨い歩く
あの日一欠片 見つけた記憶の温度
零れ落ちないよう しまっていた
心の隅に咲く花に 君は何を願う
幻のよう 淡い夢に包まれて
月夜に照らされていた 君の音を紡ぐ
暗闇の中で 眩しく輝くから
小さな箱庭で 叶わない夢を見てた
見慣れた天井を 一人見上げている
一定速度で告げる 小さい電子音が
シーンとした部屋の中で 鳴り響いていた
空を見上げてさ 白い雲の隙間
七色の光が 揺らめいている
あの日一雫 溢れた心のピース
甘い砂時計が 零れ落ちた
暗い世界の端っこで 一人夜を過ごす
孤独の中で 苦い味を噛みしめて
普通に憧れていた 藍の色を結ぶ
想像の奥で 静かに佇んでいた
この世界の端っこで 二人花に願う
温もりの夜 同じ夢を思い出し
終わったエンドロールで 最後の歌を紡ぐ
無くした音が どこかで鳴り続けている