ティックトック (TikTok)の米国での電子商取引の新責任者は、ティックトック のCEOをパスして、アプリを所有する中国のバイトダンス (ByteDance)のトップに直接報告します。この人事体制は、これまでメディアで報じられていなかったもので、ティックトックが中国企業バイトダンスの直轄制御することを示唆しています。
ザ・インフォメーション(The Information)は、この問題に詳しい情報筋の話として、11月に同アプリの米国Eコマース責任者に就任した米ティックトック幹部のサンディ・ホーキンスが、バイトダンスのEコマース責任者のボブ・カンに報告し、そのカン氏がバイトダンス中国会長のチャン・リドンに報告すると報じています。
バイトダンス は2014年10月に初めて中国共産党支部を設立し、その後2017年4月に党委員会を設立し、広報党支部、技術支援党支部、コンプライアンス・運用グループ党支部を設置しています。中国共産党の価値は、クロスプラットフォームのコンテンツ管理をカバーするバイトダンス の考え方の中心をなすものです。