鈴木宣弘氏著、世界で最初に飢えるのは日本
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BM959V9R/2023年 4月22日 鈴木先生の中野サンプラザでの講演申し込みはこちら 2千円です。
https://peatix.com/event/3476317/view世界が相互依存の共存共栄の安全で信頼できる市場であれば、最適地生産というやり方で、いつでもほしい時にほしいところから食料が入ってくるという考え方はなりたっていた。
ここ30年それが成り立っていたのは、曲がりなりにも世界が平和であったから。
しかし、金のためにアメリカは常に戦争を起こしてきた。いつでもいろいろなリスクはあった。イラク戦争、アフガニスタン、リビア、ウクライナ。常に戦争が起こされ、今回のアメリカの起こしたウクライナ戦争でエネルギー危機が発生し、されには食糧危機も声高にさけばれた。これは、実態として、エネルギー危機や食糧危機が物理的に自然発生的に起こったというよりも、起こされるべくして起こされたということである。
イラク戦争の際も、種を支配する。食料を支配するという側面があったことは、堤未果さんの書籍解説でお話した。
つまり相互依存の自由で安全な取引というのが担保されないということが容易に想定される、意図的にコロナ茶番のような形で起こされるということを想定した場合には、食の問題は、経済安全保障、食料安全保障をこえて、国家の根幹の安全保障上の問題となるのである。この認識が必要。あくまで意図的に危機が起こされる。性善説の自由貿易の世界ではなく、性悪説で危機が起こされる、そういう覚悟をもってこの問題にあたる必要があるのである。