内モンゴルの荒涼とした草原にある八角形のコンクリートの土台が、中国共産党の気球発射場であることを、2月9日付の「ウォールストリート・ジャーナル」紙が初めて明らかにしました。ヨーロッパの某気象マニアが捜索した結果によると、例の気球の打ち上げ場所は内モンゴルの四子王旗(ししおうき)であり、ゲゲンータラ草原観光地の東へ3マイルにあることが確認されたとのことです。また、同気象マニアのアカウントでは、打ち上げ場所の具体的なデータも公開されているようです。
内モンゴルの中国気球発射場は内モンゴル自治区の四子王旗に位置しており、NASAのような八角形の気球発射場としてはっきりと見えるそうです。
この四子王旗に位置する気球発射場は、中国共産党の最高技術アカデミーである中国科学院に属しています。中国科学院は早くも2017年にすでに四子王旗で気球の発射基地を設立したそうです。
中国科学院傘下の「中国科学報」の2018年の報道によると、中国科学院の気球飛行センターは、内蒙古農畜産科学院と協力し、2017年に内蒙古ウランチャブ市の四子王旗で新たに高高度気球飛行試験基地を設立し、「現在、高高度気球の発射と飛行を実施する基本条件を備えている」とのことが分かりました。