#13 結んだ輪に映っていた春
【この曲の楽しみ方】
この曲は一度目と二度目では異なる視点で作品を楽しめるようになっています。
ネタバレされたくない方はコメントオフを推奨します。
歌詞は二度目への伏線だらけですので、
回収できた方はぜひコメントで教えていただけると嬉しいです。
【前説】
「春が二階から落ちてきた」
いつしか読んだ小説の
書き出しを思い出していた。
春はいつだって唐突に
表れては心を奪って消えていく。
僕は落ちてきた春の衝撃に
ただただ立ち尽くすばかりだった。
もし、あの春を受け止める
ことができていたのなら。
そう思いながらあの時
踏み出せなかった一歩の
歩み方を探している。
春が落ちる前に君ひとり描いた殺風景な街
何色を重ねるのが正解か分からないよ
ひと思い一歩踏み出せたのなら
ゆらゆら揺らめいて
歩道橋の上、ビルの最上階でも
君の面影を追ってしまうのなら
情景に泣く、泣くのならば僕は
「春の落ちた意味」を思い出してしまうから
赤くない糸はいくつ重ね合わせたら
君という運命に届くのかな
結んだ輪に映っていた春
情景に焼く、約束した僕は
泣き虫な君をひとりにしないから
※「春が二回から落ちてきた」という一説は敬愛する伊坂幸太郎様の「重力ピエロ」の書き出しを引用させていただいておりますが、作品の内容とは一切関係ありませんのでご了承願います。
MUSIC・MOVIE えんじ
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