感謝すべき相手にほど、きつく当たってしまうことがあると良く耳にします。
良くないとは知りつつも、そういう生き方しかできない。
絆を手放し名前を呼ばれることもなくなる「誰か」の生き様みたいな、そんな歌です。
作詞・作曲・動画:No.D (
https://twitter.com/Numb_D )
歌唱:音楽的同位体 星界
イラスト:にじジャーニー(
https://nijijourney.com/ja/ )によりNo.D生成。
inst→
https://piapro.jp/t/5Uur☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
雨の駅で君は、他人に溶けていく。
「もう一度」なんて届かなくて。
握りしめた絆、また一つ離れ、
沈黙がその隙間を染める。
あぁ、何もかも臆病なわがままのせいだ。
「誰か助けてくれ」と叫んでも、
差し伸べられた言葉も、
触れる手のひらさえ、
好きになれないまま突き放す。
孤独に濡れていく私の涙を、
知らないフリで見ていてほしい。
正しく締め出す世界の摂理に、
誰にも知られず酔い痴れたいの。
あれこれ巡らせて、紡いだテキスト。
他愛無いはずのキャッチボール。
予想外れたなら、すぐにキャパ超えて、
フリーズしかない。バグが出てく。
「自分で決めたいから」って、
「誰にもわからないよ」って、
遠ざけてきた私の背負うカルマ。
望み通りに離れてく。
誰から見られていてもただの背景だよ。
その他の誰かだとして溢れていく。
等しく濡れていく名無しの他人々々。
それぞれの涙を忍ばせて。
それでも望んで彷徨い歩くの。
嘘を吐かされた私のように。
孤独に濡れていく。私だけじゃない。
優しい虚しさを愛してる。
無情な日常を噛みしめ生きていく。
嘘を飲み込んだ笑顔のように。