あらゆる手段で将軍家の権威を蘇らせるッ!足利幕府第12代征夷大将軍:
足利義晴。
応仁の乱から40年以上経過し、
足利幕府の権威が完全に失墜した頃の将軍である。
父は第11代将軍である足利義澄だが、第10代将軍の足利義稙に将軍の座を奪い返され
六角家を頼って逃げ延びるたが後に将軍に返り咲くことは無く病死。
義澄が病死したことで六角家は足利義稙側に付いてしまい、他家を転々と頼ることとなった。
一方幕府側だが、実権を握っていたのは将軍に継ぐ権力者「管領」の細川高国。
その高国と足利義稙が対立して義稙が失踪したことで、高国は代わりに
足利義晴を擁立。
晴れて第12代将軍に就任した義晴だったが、今度は細川家の政権抗争により
後ろ盾であった細川高国が細川晴元に破れ、晴元が別の将軍候補を立てたことで立場は再び危うくなる。その後しばらくして細川晴元とようやく和解することとなったが
今度は
細川晴元が三好長慶に打倒されたことでまたも京を追われることとなってしまった。
そして、再び
京に戻ることは叶わず病死することとなる。
京を追われ、京に戻りを繰り返すその姿は、時代の武を統括する征夷大将軍の姿とは言えず
将軍がもはや神輿としての扱いになってしまっていた状況を体現するかのような生涯を送った人物であった。
ちなみに彼のカードイラストは
粥のようなものを持っているがこれは逸話準拠。
晩年、三好長慶を倒すべく軍勢を整えていた義晴だが、前述の通り既に死に至る病を患っていた。
それでも、
死の直前まで粥をすすりながらも進軍を続けた逸話があるゆえのイラストデザインである。
武士の棟梁が武力1・・という悲しい評価だが、粥の描写と頭からの霊的描写から
イラストの彼は既に半死半生の状態であり、武力1も致し方ない状態なのである。
長兄の英傑大戦:
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