郭文貴氏は、3月13日のゲッターの動画で、「アメリカ下院議長マッカーシー氏の台湾訪問をめぐって中国の習近平(しゅう きんぺい)国家主席が台湾の蔡英文(さい えいぶん)総統に台湾訪問を中止するよう圧力をかけ、それに応じた形で、マッカーシー議長の台湾訪問も取りやめになったとされています。このことが、習近平氏の台湾攻撃の決意を固めたきっかけとなったそうです。
全国人民代表大会(ぜんこくじんみんだいひょうたいかい)と中国人民政治協商会議(ちゅうごくじんみんせいじきょうしょうかいぎ)の期間中、習近平氏は共産党が戦争準備の総動員体制を整え、台湾海峡での戦争が勃発する準備が整った完全な戦前モードであることを党内に明確に指示しました。
現在、習近平氏は国内経済、ウイルスの追跡、ロシア・ウクライナ戦争の3大問題に直面していますが、このような状況下において戦争を起こす必要があるのは、一方では国内の人々の注意をそらすためであり、他方では党内の敵対軍事力を一掃し、習の軍隊、習の政党、さらには習の国家を確立・統合するために違いありません。
共産党内部の関係者からの情報によりますと、李強(り きょう)氏は就任後、「緩急」(かんきゅう)政策、つまり緩い政策と厳しい政策を同時に実施し、一方では、アメリカに対しては表向きに弱腰となり、上海や香港に対しては好意的な態度を示し、他方では、習の軍隊と習の政党に、よりよく奉仕するために、中国共産党中央規律検査委員会、政治法律委員会、国家安全委員会は、預金と送金の履歴記録を確認し、香港の資金と資産を自分のものにする「富の分配」の実施を発表しました。