現地時間23日、連邦控訴(こうそ)裁判所は、バイデン大統領が連邦行政機関職員にコロナウイルスのワクチン接種を義務づける命令を差し止めました。
バイデン大統領は2021年9月、医療上および宗教上の理由を除き、すべての行政機関職員にワクチン接種を義務付ける行政命令を発表しました。この要求は翌年11月に施行する予定でした。テキサス州南部地区地方裁判所の裁判官は、翌年1月、この要求に対する全国的な差し止め命令を出しました。その後、このケースは第5巡回区(じゅんかいく)控訴裁判所に提出されました。第5巡回区の3人の裁判官からなる委員会は、差し止め命令を直ちに実行することを却下(きゃっか)しました。
ニューオーリンズの第5巡回区連邦控訴裁判所の最新判決は、バイデン氏のワクチン接種義務化の命令を阻止しました。反対派は、この政策は連邦政府職員の生活への侵害であり、憲法も連邦法も認めていないと訴えました。