【悲恋】
初投稿のゆきごおりです。
どなたかP名をつけて下さい。お願いします。
《歌詞》
ふとした時。
貴方の目元が、そっと笑うたび。
何故だか、息が苦しいの。
その理由、わたし知らないわ。
潜む様に、脈を打つ様に、始まる予感。
貴方を振り向かせたくて。
偽る、姿形。
今宵は嘘で着飾って。
雑踏のステップで踊って。
時間が心を置いてゆく。
時計の針が刻んでしまう。魔法の今が終わってしまう。
嗚呼、貴方が知ってしまう。その前に、駆け出して。
靴音、こつり、木霊した。フリルの裾が煩わしい。
Away.
貴方に逢えたの。
もう戻れない、昨日には。
知らない事。知らない声音で、貴方が話す。
何故だか、息が苦しいの。
そんなもの、わたし要らないわ。
潜む様に、脈を打つ様に、始まる予感。
「貴方が見つけてくれる」と、ドレスを脱ぎ棄てた。
どうか、わたしを探して。
どうか、まだ忘れないで。
願いが今夜叶ってゆく。
貴方に逢えた幸福が、一夜の夢に変わってしまう。
嗚呼、徒花、散ってしまう。その前に、書き換えて。
足元、硝子ーーまた明日。触れるとそれは崩れそうな、グレイ。
心の穴にぴったり嵌まる片足。
魔法でも何でもなかった。端から真実じゃなかった。
ああ、
見向きもせずに貴方は颯と通り過ぎてーー
見なかった振りをしていた。
切っ掛けは全部、貴方じゃない!理想像じゃなきゃ貴方じゃ無い!
嗚呼、貴方が去ってしまう。その前に、追いついて。
刺激で心臓を突んと刺す。悲劇を被った御姫様。
グレイ。
貴方は絶えたの。もう戻らない。
左様ならに、花束を。
貴方はもうーーー