眷族どもよ!立ち上がれ!!玉藻前と同様、日本三大妖怪の一角:
酒呑童子。
人間だった頃の名を
外道丸として、大江山を根城にして副官に茨木童子を据えて
大江山四天王として熊童子・虎熊童子・星熊童子・金童子を従えてたびたび京を襲い
京の都の姫君を攫って住処で殺害して血肉を食らうなどの暴虐さだったと伝わる。
(また、鬼と呼ばれているが、
実態は山賊であるとも言われている。いずれにしろ
朝敵と見做された
存在は往々にして「鬼」認定されて討伐されても仕方が無いとする風潮にするのはこの時代多くある)
この酒呑童子一派の狼藉にとうとう朝廷が動いた。
武勇誉れ高い源頼光及びその四天王、さらに藤原保昌の六人を大江山討伐隊として派遣。頼光一行は神仏の加護を受け
「神便鬼毒酒」と呼ばれる神酒と
「星甲」と呼ばれる兜を授かり
酒呑童子の拠点に辿り着き、自分たちは味方であると偽って酒宴の席に付いた。
そこで酒呑童子の身上話を聞きながら、出された人肉や血を疑われないように食べ
その返礼として「神便鬼毒酒」を出す。毒を疑われたので頼光一行もこれを飲み
それに安心した酒呑童子一派もこれを飲んでからしばらくして寝静まった。
頼光一行はこれを好機として、酒呑童子一派を襲撃。鬼たちは体が痺れて動けずに討ち取られた。
(神便鬼毒酒は人が飲めば力の漲る妙薬、鬼が飲めば体が痺れて動けなくなる毒であった)その際、首を斬り落とされた酒呑童子が最後の力を振り絞って頼光に噛み付いた。
しかし
その反撃も神兜「星甲」によって防がれてしまい「鬼に横道なきものを!(鬼ですらこんな卑怯なことはしない。恥を知れ)」と怒って絶命した。
長兄の英傑大戦:
mylist/73130055