我が身、天下へ飛翔する!平氏興隆の祖:平正盛の嫡子、
平忠盛。日本史上初の武家政権を確立させた平清盛の父である。
(清盛の実父かどうかは諸説あるが
群雄伝では清盛の実父ではないとする説を採用 清盛は、忠盛に下賜された「祇園女御の妹と白河法皇の子[※]」という設定になっている)
※[下賜された時に既に白河法皇の子を妊娠していた]というもの
父:正盛が検非違使・追捕使(当時の警察のようなもの)を担い
盗賊捕縛、海賊退治、朝敵とされた面々を討伐して伊勢平氏の活動基盤を確立。
その任を忠盛が引き継ぎ、
朝廷においての伊勢平氏の立ち位置を大きく改善した。
そしてとうとう伊勢平氏において初めて
「昇殿(内裏清涼殿:殿上の間に立ち入ること)」を許された。
(貴族以外はまず立ち入れない朝廷政務の領域に、武士である平氏が踏み込んだということである
貴族たちはこの平氏の台頭が面白くなく、忠盛の身体的特徴[※斜視]を馬鹿にしていたと記録が残る)
この昇殿を許された頃、貴族:藤原家の娘である
「藤原宗子(後の池禅尼)」を妻とすることで
親族血縁による影響力を展開することにも成功する。
また、商才にも優れていた忠盛は
日宋貿易にも力を入れた。
貿易がもたらす富による経済基盤は平氏勃興を成すうえでの最大の要因であったともされる。
その後、順調に出世を重ねていくが、平氏の最盛期は見ぬまま58歳で死去。
死後、伊勢平氏棟梁は清盛が引き継ぎ、保元の乱・平治の乱の勝者となった清盛は天下に飛躍した。
※斜視:両目の焦点が合わず目標物に対する視線が合わない身体的特徴。
(群雄伝においてもこの身体的特徴を嘲笑われるシーンがある)
イラストでは片目を隠しており、暗にこれを表現したものとなっている。長兄の英傑大戦:
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