この地上に、再び地獄を見せてやろう!!日本三大妖怪の一角:
大嶽丸。曰く、
日本最強の鬼神。
平安時代中期にエピソードのある他2体の三大妖怪(酒呑童子・玉藻前)と異なり
大嶽丸の伝説はそれよりも時を遡る平安時代初期より始まる。古くから鬼の住処とされる伊勢と近江の国境にある
鈴鹿山。
そこには人知を超えた膂力にあらゆる神通力(暴風雨・雷鳴・火の雨etc)まで操る
鬼神魔王と称される日本最大最強の鬼が存在した。
鈴鹿山周辺の里は度々大嶽丸の襲撃を受け、もはや人が住める地では無くなっていたとされる。
これにはとうとう時の朝廷が討伐隊を派遣。
1000名からなる兵が討伐に挑むが大嶽丸一人に壊滅。
朝廷はさらに
3万からなる軍勢を派遣するが今度は天変地異を起こされて撤退させられた。
(この伝説から単純な「個」の強さなら三大妖怪の中で明らかに抜きん出ていることが読み取れる)
この途方も無く強すぎる鬼神の討伐を任ぜられたのが
征夷大将軍:
坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)だった。
大嶽丸の住処である鈴鹿山には
立烏帽子と呼ばれる妖怪も存在しており
田村麻呂はまずこの立烏帽子を討伐することにしたが、なんと戦いの中で恋仲となった。
実はこの立烏帽子の正体は天女。立て烏帽子改め、天女:
鈴鹿御前と協力することによって
大嶽丸の持つ三振りの宝剣
「三明の剣」のうち二つを奪取した
これによって大きく弱体化した大嶽丸を宝剣:
ソハヤノツルギで討ち果たしたという。
(坂上田村麻呂・大嶽丸・鈴鹿御前の伝説は異説が山ほどあるので上記は一つの参考)
長兄の英傑大戦:
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