これほど混ぜ込んであるとは思わなんだ
「いきなりですけどね うちのオカンがね 好きなウマ娘がいるらしいんやけど」
「あっ そーなんや」
「その名前をちょっと忘れたらしくてね」
「好きなウマ娘の名前忘れてもうて どうなってんねそれ」
「でまあ色々聞くんやけどな 全然分からへんねんな」
「分からへんの? いや ほな俺がね おかんの好きなウマ娘
ちょっと一緒に考えてあげるから どんな特徴ゆうてたかってのを教えてみてよ」
「あのーサッカーボーイ産駒で 菊花賞勝ったやつやって言うねんな」
「おー ナリタトップロードやないかい その特徴はもう完全にナリタトップロードやがな」
「ナリタトップロードなぁ」
「すぐ分かったやん こんなんもー」
「でもこれちょっと分からへんのやな」
「何が分からへんのよー」
「いや俺もナリタトップロードと思うてんけどな」
「いやそうやろ?」
「オカンが言うには 宝塚記念出走してるって言うねんな」
「あー ほなナリタトップロードと違うかぁ トプロは陣営が雨の時期避けてたもんね」
「そやねん」
「トップロードはね パンパンの良馬場があるから走れるのよあれ」
「そやねんな」
「な? トプロ陣営もね 雨季に投票で任命されたら荷が重いよあれ」
「そやねんそやねん」
「ナリタトップロードってそういうもんやから ほなナリタトップロードちゃうがなこれ」
「そやねん」
「あれほなもう一度詳しく教えてくれる?」
「なんでも プール調教が大嫌いらしいねん」
「ヒシミラクルやないかい!!!!!」