今年1月、カナダ・オンタリオ州「教職員年金制度」が、中国共産党政権の民間資産への新規投資を停止したのに続き、先日、「ブリティッシュ・コロンビア州公的年金投資管理公社(略称BCI)」が、中国共産党政権への直接投資を停止したことを、海外メディアが報じました。
地政学的リスクを理由に、世界第2位の経済大国へのエクスポージャーを再考した機関投資家は、同社が初めてです。
ブリティッシュ・コロンビア投資管理公社の幹部は、今週のカナダ議会委員会での証言で、この方針を明らかにしました。
同ファンドが、電子メールで発表した声明によると、BCIは、現在も中国共産党政権への投資を続けており、主に公開市場やインデックスファンドへの投資を行っていますが、その割合は保有資産の5%未満です。ポートフォリオ(portfolio)の中で、BCIは、中国共産党政権への直接投資の停止を含め、過去2年間で中国共産党政権と香港へのエクスポージャー(exposure)を約15%削減しました。