【メニュー画面から見れるヒーローアイドル図鑑"櫻風宮灯め乃"の紹介ページ】
たった1人でトップヒーローアイドルの座に立ち、所属するギルド事務所を救ったとか。世界中を駆け、出会う者全てを虜にして回ったとか。現役ヒーローアイドル達の"長所"のみを引き継ぐ事に成功した、奇跡の存在。(1/2)
ではそのアイドル達の"短所"は、引き継がれる事もなくどうなってしまったのか? 彼女の開発に携わった当時の人達は歯牙にもかけなかったようだが…。(2/2)
園田「な、なんで…!? 魔王は今やっつけたはずなのに…!」
緋田「身動きが取れない…この鎖は」
???「"怒りのdestination"。この鎖に囚われた人は、次第に身体の制御権を私に剥奪される」
???「丁度、そこで突っ伏してる間抜けな魔王様と同じようにね」
大崎(甜)「! なーちゃん、あそこに誰か…!」
???「私は"八木野 織"。櫻風宮灯め乃が生まれた日、同じように私も生まれた」
和泉「櫻風宮灯め乃って、チョー有名なヒーローアイドルの…!?」
八木野「アイツが当時のアイドル達の魅力を全て引き継いでいった。その代わりに私が受けたのは、そのアイドルの"短所"…。まるで私が残りカスとでも言いたげにね」
八木野「…オリジナルのディスペクトをするつもりなんてなかった。才気も魅力もないけれど…私は、私なりに独りで頑張った。そんな私を、アイドルもヒーローも満足に出来ない"マグル"と馬鹿にした民衆を、私を足蹴にしてのし上がっていくヒーローアイドルを、私は許さない。だからこれは攻撃でもなく宣戦布告でもない…私を生み出した世界への逆襲だ!」
八木野「…! そこの3人、私達を生み出したオリジナルに似てるな。…なぁ!」
風野「ぐっ…!」
櫻木「灯織ちゃん!?」
八木野「お前ら3人は操る価値も無い、目障りだ…。今ここでくたばってもらおうか…!」
八宮「自由を奪った状態で襲うなんて…灯織!」
風野「あ、が…っ!」
八木野「消えろ…クソヒーロー…!」
??「…アンタをステージに立たせたのがアイツだったら、そんな風にはならなかっただろうな」
八木野「なっ、私の鎖が…!」
風野「げほっ…あ、あなたは…!」
七草(に)「なんでこんな所に…」
斑鳩ルカ 参戦!!
斑鳩「不測の事態、アンタの言うクソヒーローの登場だ」