5月13日、海外メディアの報道によりますと、中国共産党が最近、大規模な食糧安全保障キャンペーンに取り組んでいます、この運動は中国政府が深刻な食糧危機の真っ只中にあることを示しています。中国政府は、欧米諸国への依存度を下げるため、ロシアからの小麦や大麦の輸入をさらに加速させたいと考えています。
ロシアのプーチン大統領は、10月1日のロシアの建国記念日を前に、中国への穀物輸出を加速させるための政府間協定を結ぶよう、内閣と中央銀行に指示しました。
中国共産党の公式メディアによりますと、中国は関税、割当、物流の問題が解決された後、オーストラリアやアメリカなどの国からの穀物輸入への依存を減らすために、ロシアからより多くの小麦と大麦を輸入するとしています。
2016年当時、プーチン大統領と習近平国家主席は、中国とユーラシア連合諸国を結ぶ「新陸上穀物回廊」の建設を支持し始めました。穀物輸送にトルコ管轄の黒海を避けるため、2020年7月から建設が進められてきたロシアと中国の国境にあるバイカルスク穀物ターミナルは、昨年4月までに75%が完成しています。
中露同盟は、欧米の国際制裁を乗り越え、ロシアと中国の経済的なデカップリングをさらに推進するためのものです。しかし、中国共産党の大きな野望は、明らかに中国共産党独裁を中心とした新しい世界秩序を作ることです。