くちゃくちゃと水音がする、坑道に水が流れてるはずはない
私は朦朧としながら目を覚ます、ここはどこだったか
酸素の薄い閉ざされた坑道で、私は音のする方を見やる
私の見間違いかもしれない、いやそうだといってほしい
ずん子がいるなら一笑に付されるような出来事が目の前で起こっていた。
お客様であったネットソリューションズ君が如何様にしてはわからないがアメーバ状に進化し、菊蔵の亡骸を咀嚼していたのだった
くちゃくちゃといやらしい音をたてるそれは坑道内の重金属をも吸収し、今の私では形容し得ない肉体を持ち始めていた
「そもそも・・・かっこ・・・しゅっしんなんですけO・・・Kお・・・」聞こえるはずの無いネオエスニック君の声が聞こえたような気がした
菊蔵の肛門から侵入融合していく様はかつて爆サイにお客様を流入させたネオスタイル君を思い出す
さっきから頭痛が止まない、助けはいつくるのか・・・
坑道の酸素はもう、残りわずかだった、そんな気が、した