新シリーズ第4弾は機材輸送後に展示コーナーの一角を担った即応対処部隊(HQR)配備の『津波・大規模風水害対策車』(佐倉消防(
sm41296396)の兄弟機)と6HR配備の『救出救助車』(東消の分類では前者も同類)の『いすゞ・フォワード高床シャーシ繋がり』の動画でお送りします。
そもそも『救出救助車』とは『
震災時の火災現場を突破して被災者を救出する』=所謂『
耐熱救助車』で最初はドイツ製装甲車で作られ後に「放水銃+ローダーバケット付ウニモグ」、そして先代は履帯式と続いていました。
しかし当代の「救出救助車」は車体に防御用の自衛噴霧装置こそあるものの主任務は「
浸水地域への人員・舟艇輸送」になっています。というのも資機材搬送車(コンテナ式)、貨物車(パネルウィング式)だと低床シャーシを使っている為、浸水地域や津波=地震で道路が破壊・損傷している場合走りづらい欠点がある為、この様な車両となりました(その代わりにテロ対応用が開発されました⇒
sm35043867)。
一方で高床シャーシは乗り降りや機材の積み下ろしがしづらいデメリットも有る為、後部に双方ともパワーゲート(リフター)を備えていますが「救出救助車」では
荷室部の床が外に出てくる「
スライドデッキ」も採用しています。
私自身、この「救出救助車」と会うのは2015年の緊消隊訓練(未撮影)、2018年の水防訓練(
sm33268777)と何気にありましたがギミックを含めて撮ったのは初めての事になりました。