2023年6月6日、ニューヨーク南部地方裁判所は郭文貴氏と王雁平氏の事件に関する状況確認会議を開き、正式な裁判の日程を確定させました。
本日の審議現場では、久しぶりに郭文貴氏と王雁平氏の姿が見られ、郭文貴氏は終始笑顔で目を輝かせ、健康状態も良好でした。
2人によりますと、審理はわずか15分ほどだったそうで、 検察側は2024年3月の公判期日を提案し、郭文貴氏の弁護士は2023年8月の審理を希望しました。 様々な要素を考慮した結果、裁判官は最終的に2024年4月8日を審理日に選びましたが、この決定には上訴手続きなしでは変更することはできませんが、この日まで郭文貴氏は引き続き保釈を申請することができます。
検察から提出された情報によりますと、37台の電子機器から入手した140万個の文書は200万ページ以上の10Tのデータを持っており、 裁判官と弁護人に引き渡されるまでに2~3週間かかるとのことです。また、3月15日に郭文貴氏の住居を捜索した際、さらに16台の電子機器にアクセスする必要があり、これらを集めて弁護人に提示するまでに約8週間かかると言及しました。
また、検察側は捜査が続いていることを強調しており、いつでも新たな証拠を見つけるという名目で新たな申し立てを行い、裁判を少しでも遅らせる可能性があるとしています。
一方、プリンスとエヴァは、このほかにも審理に関連するいくつかの詳細について、
「郭さんと王さんの保釈の問題については、今のところ控訴院巡回から何も出ていませんが、関係する裁判官には審理日の情報が与えられ、事件の是非を踏まえて合法的で正しい判断をしてくれることを期待しています。 今回、望ましい結果が得られなかったとしても、弁護団は再度保釈を申請し、郭文貴氏のケースをよりよく準備するために全力を尽くすつもりです」と言及しました。
また王氏の弁護団は検察側の保釈保留の提出に異議を唱え、裁判官は検察側に最終的なタイムスケジュールを示しました。
拘置所のまばらな環境と事件に関わる膨大な情報量を考慮し、郭文貴氏の弁護士は郭文貴氏と王氏の両名にインターネットに接続できない個人用コンピューターを与え、これらの書類を読むのに多くの時間を費やすことを提案し、Torres判事はこれを承認しました。 それぞれ資料準備のために接続されていないノートパソコンが与えられました。
3月15日に発生した郭文貴氏が居住する18階での火災について、ニューヨーク南部地区の裁判官は、本日の審理に先立ち郭文貴氏の弁護団および調査団に18階への立ち入りを許可し、火災を調査させましました。 必ずや真実が明らかになることでしょう。