6月10日の海外メディアの報道によりますと、オランダ政府がバイトダンス社が所有するティックトック(TikTok)に対し、オンラインユーザーを保護するために、研究者がソーシャルメディアプラットフォームの機能にアクセスできるように要請しました。一方、EUはTikTokを含む12社の大手テック企業に対する監視を強化するとしています。
オランダのデジタル担当大臣は、木曜日のツイートで、シンガポールでTikTokのCEOと会談した際にこの要請を行ったと述べています。
この要請は、欧州委員会がTikTokを含む19のテクノロジー企業に対する監視を強化する準備を進めている中で行われました。欧州委員会は、TikTokを欧州連合のデジタルサービス法に基づく「超大型オンラインプラットフォーム」のリストに載せています。
この要請は、月間アクティブユーザー数が4,500万人以上の組織に適用され、8月25日に施行される予定で、関係企業に強力なコンテンツ管理ツールや透明性の提供を求めることで、未成年者を含むオンラインユーザーの保護を目的としています。
中国に親会社があるTikTokもセキュリティ上の脅威となっており、アメリカとEUで規制当局の監視の目が向けられています。現在、アメリカの半数以上の州では、政府所有の端末でのTikTokの利用が禁止されています。