#00:00 冒頭挨拶
#00:15 製紙産業
#1:05 視聴上の注意
#1:35 本編開始
#1:55 撚り紐を生産していた工場
#2:32 乾留ボイラー
#2:42 作業員男性のAさんたち
#3:10 ある着火剤
#3:56 午後から再開
#4:34 突然の爆発
#5:11 病院へ
#5:46 原因といくつかの要因
#7:46 必要だった対策
#製紙工場 #ボイラー #爆発
今回紹介するのは、とある製紙工場での爆発事例です。
この事業所に勤める男性「Aさん」はこの日、紙を製造する工程で使用する、ドライヤーなどを動かすための、乾溜炉を使う業務にあたっていました。
作業は同僚のBさん、Cさんと三人で行っており、彼らは朝早くから、炉に火を入れるために、中に燃料であるパレットをくみ上げ、その上に着火剤を設置しました。
ところが、あとは火をつけるだけといった段階になり、上司からの呼び出しを受けた三人は、一時的に別の作業場へ。
彼らが炉の作業に戻ったのは昼ごろで、昼休憩をはさんで改めて作業再開。
追加の燃料、プラスチックやフィルム、そして新たな着火剤を用意し、それに火をつけて炉の中に投げ入れました。
するとその瞬間、ドン!!!という大きな音と共に、底部に設置された灰掻き出し口から爆風と炎が噴き出し、三人はこの爆発に吹き飛ばされてしまいました。
実は、三人が現場を離れている間にも、中に炒れた着火剤からは、可燃性のガスが発生し、炉の中はまるで爆弾のような状態になってしまっていたのです。
しかも、彼らは着火剤、燃焼促進剤として、通常使用することの無い、あるモノを使用していました。
引用・出展・参考文献
乾溜ガス化炉 西播環境整備
https://ishort.ink/1oj9日本機械学会 乾留炉 [JSME Mechanical Engineering Dictionary]
https://ishort.ink/foJYWikipedia 抄紙機
https://ishort.ink/g6yG経済産業省 紙パルプ・セメント産業の現状と課題(PDF)
https://ishort.ink/bVcG紙ラボ 抄紙機
https://ishort.ink/WwEu