昔作った創作の話を元につくってみました
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-歌詞-
なぜ彼女はいつも笑っているんだろう
睡蓮の花は 優しく咲いて 咲いて
"その日" 故郷は瓦礫の山になった
少女の瞳は 暗く乾いた
あの日 彗星の尾を引きやってきた少年は
死にゆくだけの少女に 幼い瞳向けた
少年を愛してしまった少女の瞳は
(少年が知りたかった"運命"は)
近づく"運命"を嘘に隠した
(陰りある愛と言う名の嘘に隠された)
故郷失くして今尚 罪心に
「許し」を求めてしまった 至らぬ私は唱える…
月が満ち 蛍(妖精)は舞い散る
終焉を迎えた者達の円舞曲(ワルツ)
志に眠った魂達の声が
ノスタルジーに騒ぎ出す
嘘に自らをも隠してゆく
儚い腕を掴もうにも
枯れ木になる少女の表情が
少年の瞳を濁す
「嗚呼、散る…又」
永久にたどり着いてゆく 虚空の情景は
僕を悔いている 僕の"運命(さだめ)"か?
枯れた少女の幹を嘆こうと
(少女の故郷が光を宿しても)
残酷な運命はただ巡るだけなのだ
(少年は時をまた巡ってゆく)
幾度探して今尚 見てしまう"夜"に
酷く胸を刺されても 日の出の彼女を探す
「幾つの枯れ木を嘆き 月を見上げたんだろう?」
足跡の様に睡蓮の花が咲いて
(なぜ貴方は泣く?瞳に隠してるのは何?)
月が満ち 蛍(妖精)は舞い散る
終焉を迎える少女の円舞曲(ワルツ)
志に眠った魂の叫びが
ノスタルジーに抗いだす
嘘に自らを隠しきれず
儚い腕を掴むその手が
枯れ木になる少女を揺るがし
確かな雫を見せる
「嗚呼、散る…又」
運命が引き剝がす
「又、手を伸ばすから」
月が満ち 蛍(妖精)は踊る
終焉の円舞曲(ワルツ)を
志に眠った魂達が
時を遡る
枯れた少女の幹が紡ぐ
微かな日の出が
繰り返す運命に示した
最後の旅路
「嗚呼、散る。又」