2023年の5月上旬、大阪府大阪市にある今福古戦場を訪れました。
慶長19(1614)年に発生した大坂冬の陣において行われた戦いの一つで、
大阪城から北東約2kmの今福・蒲生周辺で行われた合戦で。
豊臣方の矢野正倫および飯田家貞がそれぞれ兵300で四重の柵を守備していましたが、
幕府方の佐竹義宣の軍勢が兵1500で攻略しました。
豊臣方は木村重成・後藤基次らが援軍として駆けつけ、
佐竹勢は家老の渋江内膳政光が討死にする等、豊臣方が優勢となりますが、
佐竹義宣から援軍の要請を受けた上杉景勝の軍勢が大和川の中州から
豊臣軍に攻撃を加え、撤退させることに成功しました。
現在、古戦場周辺は開発され、往時を想像するのは難しいですが、
なだらかな高低差に往時の堤跡の姿や、
若宮八幡大神宮に佐竹義宣本陣跡の碑を見ることができます。
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