貴女に断捨離されたいだけであって、
貴女を怒らせたい訳では無かった。
--------立ち絵
立ち御手師マリー素材/im11178965
もちもちマキちゃん/im10856017
-------音声BGMその他
弦巻マキ(CeVIO_AI) & exVOICE
Synthesizer V 弦巻マキ AI ライト版
御手師マリーちゃん(ぴた声)& おまけボイス
ドラム・ループ素材工房様/Drum Loop 061 BPM140 Rock Beat
ニコニコモンズ様
『マキ先輩の目の前でダジャレを言って断捨離された話』
潜在的欲求として、全人類には「マキ先輩に断捨離されたい」という願望があります。
僕もそうだし、あなたもそう。大丈夫です。安心して下さい。
では、どのようにすればマキ先輩は僕たちの事を断捨離してくれるでしょうか。
マキ先輩は誰にでも優しく、明るく接してくれます。
jamバンドのリーダー的存在でカリスマ性も高いです。
困りました。マキ先輩が僕の事を断捨離をしてくれるイメージが湧きません。
ここで一度マキ先輩のプロフィールを振り返って、冷静になりましょう。
参考:jamバンド(AHS)非公式wiki(
https://w.atwiki.jp/jamband_ahs/)好きな動物は『いきもの全般』で、好きな歴史上の人物は『マザー・テレサ』とあります。
素敵ですね。益々断捨離してくれるイメージが湧きません。
少し読み進めると、興味深い項目がありました。
苦手なもの『ダジャレ』
こ れ だ 。
マキ先輩の目の前でダジャレを言えば、断捨離して貰えるかも知れない。
そう思った僕は、目を輝かせながらマキ先輩の元へと走りました。
(中略)
僕は、僕を断捨離する時のマキ先輩の表情を思い出しました。
今まで誰にも見せたことの無いような、軽蔑した表情を。
僕にだけ見せてくれたその表情を――。
しかし、なかなかどうして心が満足していません。。
念願だった断捨離をして貰えたはずなのに、何故でしょうか。
僕はゴミ処理場から見える夜空の下で思考を巡らせます。
しばらくして、ようやくわかりました。
僕は、断捨離を通じてマキ先輩から愛を感じ取りたかったのです。
僕は断捨離をして貰えましたが、そこには愛がありませんでした。
「これから、どうしようかな...」
小さく呟いた後、僕は静かに目を閉じた。