バイデン政権は7月18日、流出事件の渦中にあった武漢ウイルス研究所の安全性とセキュリティ上の問題が未解決であるとして、同研究所がアメリカからの資金援助を受ける権利を正式に停止しました。
締結した覚書によると、アメリカ合衆国保健福祉省(HHS)は7月17日、武漢ウイルス研究所に資金提供停止の通知を送り、同研究所への資金提供を永久的に打ち切ると述べました。
9月に始まったHHSの審査では、同研究所がバイオセーフティガイドラインに違反し、アメリカの規制を遵守していないとの懸念が示されました。
アメリカは新型コロナウイルスの起源に関する進行中の調査において、研究所が情報を共有しなかったとして最も厳しい罰則を科しており、同研究所は今後、アメリカ連邦政府からの資金援助を受けられなくなります。
2014年以来、武漢ウイルス研究所はアメリカ国立衛生研究所からの補助金を含め、連邦政府から140万ドル以上の支援を受けてきましたが、2020年7月以降、NIHから新たな助成金を受け取っていないと言うことです。