7月27日付の各メディアが報じたところによると、中国の工業利益は6ヶ月連続で二桁の減少となりました。
中国国家統計局(NBS)が7月27日に発表したデータによると、今年上半期の工業企業の利益は年率16.8%減少し、6月の指定規模以上の工業企業の利益は年率8.3%減少し、減少率は5月の12.6%からわずかに改善しました。
データの内訳を見ると、国有企業の収入は今年上半期に21%減少し、外資系企業は12.8%、民間企業は13.5%減少しました。 また、同期間に41の主要産業部門のうち29部門で利益が激減し、中でも鉄鋼製錬・圧延業は97.6%という最大の落ち込みに見舞われました。
これらの数字は、中国経済の回復が停滞していること、そして大幅に改善するはずだった第2四半期の成長率が予想を下回る6.3%だったことを示しています。
全般的な鉱工業収益の減少は、企業を取り巻く環境の悪化が続いていること、景況感の大幅な後退、企業投資の停滞を示唆しており、ひいては経済成長の足かせとなっています。