dimと申します
どうぞ、よろしく。
第18回プロセカNEXT応募楽曲
独白、毒吐く
Twitter:
https://twitter.com/macintosh0043 独白、八月
誰かを憎むほどに、取り立てるほどに不幸では無いが
心を捲し立ててくる朝日はずっと怖いまんまだ。
金にもならない日々と止まる電気ガスは夢の代償だ。
いつかはそれも美談にと、話す片手には350ml
目が覚めたばかりふらつく足で向かうのさ
金を稼ぎに。
妄想ばかりを見つめていたんじゃ死んでいくようなんだ。
音楽なんかで心が救われるなんてないもんだから
誰かの心に上書きしているあんたにこれがわかるか。
夏の空を飛ぶ雲、人だかり、歩く商店街もさ
なあ、全てが美しく見えているのに
さよなら、街に陽が落ちて
気付けば夜になる
そして僕は、何もできぬまま
気付けば朝になる
もうじきこの夏も終わる
このまま、生きていくんだと考えた夜は眠れないな
自分を変える決断と嘘ついて僕は逃げ出したんだ。
街中流れ続けている曲はどれも酷いもんなんだ。
そんなことを思いながらほんとは妬む僕はなんなんだ。
それでも、汚れてしまった悲しみすらも歌にしたんだ。
この胸のつっかかりを吐き出す場所はここしか無いんだ。
八月、青づいた街を駆け抜けていく快速電車
ここから飛び込む想像、誰かを呪う詩を歌いたい。
あぁ、夢見ることに楽しいことなんて無いから
なあ、誰かの心を歌ったあんたにわかるか。
街からいつか陽が落ちて
僕には朝が来る
誰かのことを思う優しさを
僕にもくれないか
やがて僕は夜になる。
雨の降る街を、花弁が運ぶ匂いを
誰かに届けたいから
歌にしたのさ
昔はそうだな。
僕には、月夜の浜辺も、浮かぶ夜の海、海月も
全てが悲しく見えてさ
しょうがないんだよ。
あんたにわかるか。
さよなら、街に陽が落ちて
僕らは夜になる
そして僕は、何もできぬまま
気づけば朝になる
もうじきこの夏も終わる