次々と投入されるベスパの最新鋭MS群に対してリガ・ミリティア側も戦力のボトム・アップが求められた。
マルチプルMSのLM314V21 V2ガンダムの開発には成功したがミノフスキー・ドライヴの生産と実機調整が追い付かない為、LM111E02 ガンイージにLM314V21用に開発した増加パーツを転用して機体を改修するプランが策定された。
ベース機のジェネレーター出力のままでは追加ビーム兵装の使用が困難であった為、ミノフスキー・ドライヴの一部技術を応用したオーバーテール・ユニットにジェネレーターを換装。
しかし機体強度の問題が発生し各部にも改良を施した結果、ベース機であるLM112E06 ガンスマッシャーの姿へと帰結した。
本機LM112E07/08 アサルトバスター・ガンスマッシャーは改修プランの完成形であり、LM314V23 V2バスター・ガンダムと同様にバックパックには長距離支援用のメガ・ビーム・キャノンと、迎撃用のスプレー・ビーム・ポッドを装備。
メガ・ビーム・ライフルの実用データから開発された高出力ビーム・ライフルを右腕に、左腕には強化型ビーム・シールドが装備される予定であった。
ホワイト・アーク隊への配備が想定されていたが、戦局が目まぐるしく変わりエンジェル・ハイロゥ攻防戦の時期も早まった為、戦場への投入は間に合わなかった。