music:nomura
よろしくお願いしますう
夏は前輪 線のような道を
穏やかに進んでいくのだ
君は色々詳しいね 昔の曲とか映画とか
不意に吹いた 風がそっと
頬を撫でて 夜空きらきら
一歩先をゆく 後ろ姿が
やけに遠くて 寂しくなった
いつでもそこに行けるあの夏への扉
必然的に巡り合う 或る幻想とか
耐えられなくなる あれは輝き
きらきらひかる夜の星を見ている
夏は全身暑くなるからと
うざったい態度をとるきらいがあるが
暑さよりも静けさが
何より空虚を逆撫でるから
不意に聞いた曲がずっと
耳の中を反射している
一歩も進まない足の重さが
やけにつらくて悲しくなった
いつでもそこに行ける あの夏への扉
必然的に巡り合う 或る幻想とか
耐えられなくなる あれは輝き
きらきらひかる夜の星になりたい
訳もないのに切なくなったりしている僕を笑ってくれ
あの夏に置いてきたものを拾い集めて