まず何からお話ししましょうか。
それでは、その昔、人気のあった音楽バラエティ番組"シャボン玉ホリデー"のことから始めましょうかね。
1961年6月、日本テレビ制作の日本では稀有な、音楽とコントを組み合わせた番組が生まれました。
クレージーキャッツとザ・ピーナッツの二本柱、ね、不思議でしょ。
この番組の第一期をリアルタイムで観て、今でも覚えてらっしゃるご同輩、
どのくらい残ってらっしゃいますことか・・
クレージーキャッツのメンバーはただ面白いのではなく、楽器の演奏も超一流だったんです。
みんなキャラが立っていて実に魅力的でした。
ザ・ピーナッツは売り出し中だったかな、実に初々しくて可愛くて。
それでね、音楽は本格的でかつ面白いという子どもから大人まで楽しめる番組が出来た。
確か日曜の夜の6時30分からの30分番組、いや実にいい時代でしたな。
僕が最初に洋楽の楽しさを覚えたのは、この番組からだった気がします。
一番好きだったのは、実を言えばエンディングのザ・ピーナッツが歌うスターダストという曲。
ハナ肇との落ちが終わると、いよいよギターでつま弾くスターダストが演奏されるんです。
これがなんというかオトナの感じでね。実にセンスがいいというか・・・
子ども心に焼き付きましてね。
中学に入って初めてクラシックギターを買ったんです。
でも後で知ったことなんですが、演奏していたのはロス・インディオス・タバハラスでレコード音源。
独りギターを弾いていたのはクレイジーキャッツの犬塚弘さんだったんですね。
良く聴けばギターはデュオだし、あっこれは当て振りだと分かる筈だったんですけどね。
本物の大人になってからもナット・キング・コールとかね、素晴らしいカヴァーに酔いしれて
Beatlesの次に好きな曲になっていました。
今回、動画を制作するにあたってググってみて驚いたのは、1927年ホーギー・カーマイケルが
発表したときは歌詞がなかったこと。
歌詞が付いたのはその2年後なんです。
でどうするか。そもそも音源を誰にするのか。
シャボン玉ホリデーのオマージュとするなら、ロス・インディオス・タバハラスがいいけど
ナット・キング・コールも捨てがたい。
結局、折衷案でもなんでもなくクロード・チアリさんを大抜擢(^^♪
素適な歌詞を一切無視して映像制作と相成りました。
星の素材ならそれこそ掃いて捨てるほどあるじゃん。
てなわけで、何をアピールする訳ではなく、テーマもストーリーも一切なく、
ただそれこそ星屑のようにパラパラッと撒いて、はい完成。
もしもヒーリングに役立てば幸いです。