アメリカコロラド州温暖化対策ドーム建設計画
2023年8月24日、アメリカのコロラド州デンバー近郊の町、オーロラで、温暖化対策としてドーム建設の計画が発表されました。
このドームは、直径約200メートル、高さ約50メートルの円形で、太陽光発電パネルや風力発電機で発電した電力で、空調や照明などを賄う予定です。ドーム内には、住宅や商業施設、オフィスなどが入り、約1万5000人が暮らすことができます。
ドーム建設の目的は、気温の上昇を抑制し、持続可能なコミュニティを実現することです。オーロラは、近年、夏の平均気温が約1度上昇しており、都市熱の影響が懸念されています。ドームによって、空気の循環制御することで、気温の上昇を抑制し、都市熱対策につなげるとしています。
また、ドーム内では、太陽光や風力などの再生可能エネルギーを活用することで、二酸化炭素排出量の削減に貢献します。さらに、ドーム内に住宅や商業施設、オフィスなどが集約されることで、移動距離が短縮され、交通による環境負荷も軽減されるといいます。
ドーム建設は、2025年から2030年にかけて段階的に進め、2030年までに完成する予定です。
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