最近数ヶ月の間、海外の需要の減少と、国際的なサプライチェーンの変化により、中国の工場の経営は重大な圧力にさらされ、中国全土で労働者の抗議活動が頻繁(ひんぱん)に発生しています。
中国労働監察(かんさつ)センター(CLB)の報告によれば、2023年にはストライキや抗議活動が急増しており、今年の上半期(かみはんき)だけで741件の事件が発生しており、これは、2022年の一年間に起きた830件と比較しても、急増しています。この傾向が続くと仮定した場合、中国では、今年少なくとも1,300件の抗議デモが発生すると予想され、これは新型コロナウイルス流行後の最高記録を更新することとなります。
建築業に関連する抗議活動は、長らく中国の抗議活動の大部分を占めてきましたが、製造業が、今年の抗議活動増加の重要な要因となっています。CLBによれば、1月には製造業で10件の抗議活動が発生し、5月にはピークとなる59件に達しました。3月以降、製造業におけるストライキと抗議活動は毎月30件以上にわたって続いています。
報告では、パンデミック後に、労働者のストライキが過去最高を記録したと指摘しており、多くの抗議活動が、国際的な貿易需要の減少と関連しています。
これらの抗議活動の引き金となったのは、「沿岸(えんがん)地域の製造業の閉鎖と移転(いてん)」であり、問題は悪化の一途(いっと)を辿(たど)っています。
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