うだるような夏がそろそろ終わりそう、そんなとある夜、LINEに通知が来た。
・・・初音さんだ!初音さんは転校生。どこから来たかとか
いろんなことが謎な彼女だけど、校内の案内とかをしているうちにずいぶんと仲良くなれた。
僕たちの関係は、そう、俗に言う「友達以上恋人未満」だ。
「今度一緒に花火を見ませんか?」
即答したら小躍りしてるのが伝わってかっこ悪いかな?既読ついてるから
はやく送ったほうがよくないかな?そんな心の問答をする前に、僕の脳みそと指はもうすでに返信を
してしまっていた。「うん はい イエス」。本能にはあらがえないな・・・。
そんな独り言を言いつつ、楽しみに迎えた当日。
初音さんは浴衣を着ていた。キレイ。かわいい。もう美とかそんなんじゃ言い表せないよビューティ。
「花火もいいけど、私も見て!」そう主張せんばかりの彼女の浴衣姿はまぶしすぎて、僕の胸の高鳴りは最高潮。「花火、綺麗だね」花火も綺麗だけど、君も、キレイだよ。絶対に口には出せないそんな
言葉を胸に抱えていた時、頭に雑音がよぎった。
彼女は人間じゃない
彼女はその存在自体がとてもミステリアスで、学校ではそんな噂も流れている。
でも、そんなことはどうでもよくて。オバケでも、機械でも、
宇宙人でも、もうそんなことはどうでもよくて。今、僕のこの胸のドキドキと高まる感情は本物だから。
だから、彼女がなんであるかなんてまったくどうでもいいことなんだ。
「夏も、花火も、終わっちゃうね」
彼女は寂しそうにつぶやいたけど、僕たち2人は今日から始まる。そんな予感がしたんだ。
これは、夏の終わりの夜の夢・・・。
こんな幻覚を見たので動画にしてみました。初音ミクさん(16歳)、16周年本当におめでとう!
はぴばーーーーーーーーーーーーーーーーー!