私がピアノを弾く(弾ける)ことを知ってらっしゃる方は、宇宙広しと言えどごく僅かだと思います。
そこで私とピアノとの関りから簡潔に書きます。
〇小学生時代
担任の過大な期待から学習塾に入れられそうになった私は、ピアノ教室へと逃げました。
この頃の私の好きなものはもっぱら読書だけでした。
〇中学生時代
自動車とプラモデルに関心が広がった私がピアノを顧みる筈がありません。
〇高校生時代
超スパルタの学習塾に入れられた私は、近所をほっつき回って時間をつぶし、
アップライトを買ってもらったくせに 大して練習もせず志望大学に合格。
〇大学時代
県外の下宿住まいではピアノを持って行ける筈もなく、バイト先で知り合った彼女との交際が喜びで
好きなのはオーディオとレコード鑑賞に終始。
〇社会人になって
この時、私にようやく転機が訪れます。家を改造してまでも作り付けのスピーカーを取り付けた
マニアがいると先輩に聞き、その方の家を訪れたときの驚きは今も忘れません。
グランドピアノ練習室とは別にチェンバロ専用の演奏室まであるとは・・
オーディオのことは忘れ、恥ずかしながらとその方からピアノのレッスンを受け始めたのです。
この方、高校の音楽教師でね。一風変わっていたのは新学期の最初の時間、黒板に音楽≠音学、
音楽≠音が苦と大きく板書するんです。
ピアノレッスンも「〇〇さん 今日は何を弾きたい(・・?」から始まるのです。
私が昔の練習曲を弾こうとすると「〇〇さん そんなのが好きなの❔」と言って
チェンバロの方にいってしまうのです。
こうして私は産まれて初めてストイックにピアノを弾き始めることになりました。
〇現在
私は中学の時に買ったクラシックギターを長く弾いていましたが、それをフォークギターに持ち替え、
友人の結婚式で披露するなどしているうち、またしてもピアノは埃を被っていても平気になってしまい、
グランドビアノ買うくらいならスポーツカーをとなっていました。
〇難病発症
私は数年前に10万人に一人か二人という原因不明の難病CIDPを発症しました。
身体全体の運動・感覚神経の脱随による機能低下と激しい疼痛が症状です。
原因不明で進行性、特効薬はありません。
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〇ドビュッシーのアラベスクについて
選曲の動機は正に好きだから、これだけです。
対になる第2はもう弾けません。
1200文字では全く足りませんでした・・