夜空に散らばる角砂糖。
一つ一つに味がする。
Music/Movie/Illust : 埃霧
Vocal : 重音テト
歌 :
千々、錆った牆壁を
盾にして僕を濬う青風よ
透明の瓶 煮詰めて残した
砂糖をかけても
辿り着くまで さじを歌ってさ
曇ったハンカチで
口にした僕を洗う白枷よ
ひとつを瓶に詰めて遣した
苦さと甘さを
届けてみたいから
何万回のセーフに窶れて
窓の下のパンケーキを見つけて
自由落下してくあなたは最後ね
腰を掛けたの 溢れた日常へ
近付く焼跡と1つになった
目を鬱いでも 降らない幕を
於いとけば良いところ
綴るだけの鼓動 熱を奪って
待っていたわたしと
すこし揺らぐベールを残すの
散々、ステップを架けて
影の街 僕と並ぶそよ風と
いくつも便に詰めて
残した不律の彩かも
仄めく日まで 空に穿ってさ
時化ったハンカチで
首輪を落とすの 重いだけだから
願いにピンを付けて
おとしたくないの遥かを
覚えていたのかな
体温計も通知を忘れて
雲の上のミルフィーユに瞑れて
不自由落下してくわたしは最後ね
直ぐ遠くの星だった
白(つくも)の中に溶けたそれは
君の その 綺麗 な瞳に
映ったわたしは美しくなるんでしょ
いつか風は冷えて
霄の址を夢にする
側で数え合っても
近付く焼跡と1人になった
目を鬱いでも くだらない幕を
置いてけば良いところ
綴るだけの鼓動 熱を奪って
舞っていたわたしと
すこし揺らぐベールを残すの