初めまして、孟夏(もうか)といいます。
初投稿です。
登下校中、電車に揺られながらイヤホンで聴く音楽をイメージして作りました。
昔から憧れていたボカロ作曲ですが、初めて一曲通して作った曲になります。最後まで聴いてくださると嬉しいです。
●Youtube
https://www.youtube.com/channel/UCVynXtNBQH3AHAfLTyV-XqA ●X(Twitter)
https://twitter.com/tayutau_mouka ◆music 孟夏
X(twitter) @tayutau_mouka
◆illustration 入葉テシア
X(twitter) @2inleafto03
--------------------------------------------------------------------------
あの空の星に 願いを乞うなら
朝の雫は あくびを溶かして
軋んだ音が 眠気を飲み干した
充電満タン ほっとついた息と鼓動
発車の音を とっくに追い越して
進む列車で 孤独な列車で
白線(イヤホン) 解いて 音の海へ
0と1だけで 紡がれるメロディ
寂しくないよ どれだけ遠くても
過ぎゆく景色は 溺れそうなほど
深く青く 揺らいでる
夕暮れ空は 泣き出しそうにして
もの寂しそうな アスファルトの匂いと
にわか雨の中 イヤホンと雨宿り
「降られちゃったね。」「何を聴いてるの?」
傘を差し出す 優しい声は
夕立つ音さえ 振り払って
0から1へと 繋いでくれた
あの日の音楽も 雨音も全部
一緒に帰ろう 各駅停車で
紡いだ声も 音になるから
空を縁取る 車窓のキャンバス
君がいるのは 時雨の雫
僕がいるのは 遠い空の雲
あと少しでいい
0と1だけを 散りばめた夜空
やっぱりちょっぴり 寂しいかな
あの空の星に 願いを乞うなら
もう少しだけ そばにいさせて
0と1だけで 表せないような
君と聴いた音 何度も聴くから
イヤホン一つで 寂しくなんてない
音は全てを 覚えているから