ヒトが自然環境を観察した結果として、五つの状態を理解し、表現したという話をする。
ヲシテの母音は、(ア)(a):(イ)(i):(ウ)(u):(エ)(e):(オ)(o)の5種類がある。
ヲシテ母音のデザインは、ヒトが自然環境の中の五つの状態を観察して表した形である。
ヒトは、暦の中に立ち、周りを観察し、抽象化する。
ヒトは、頭上の空から足元の大地に向かって、目に見えない軽い気体から固い大地まで、幾つかに分かれているのを見る。
それは、だいたい上から順番に「頭上に広がる空」、「空を吹きわたる風」、「地上から立ち上る熱」、「地表を流れる水」、「足元の大地」である。
つまり、上から下へと向かって、だいたい五つに分けることができる。
五つのヲシテ母音は、ものごとの「ウツホ」・「カセ」・「ホ」・「ミツ」・「ハニ」という五つの状態に対応している。
それぞれの母音デザインは、人が、「ウツホ」・「カセ」・「ホ」・「ミツ」・「ハニ」と接した時のイメージの形を表している。
このように、ヲシテ母音のデザイン(形)が表現するイメージについて話をするときには、「態」と呼ぶことにする。
五種類あるので、それぞれ、(①)(ア態)、(②)(イ態)、(③)(ウ態)、(④)(エ態)、(⑤)(オ態)と呼ぶ。
なぜ「態」と呼ぶかと言うと、「母音」という「音」と区別するためである。