まず、(a:ア態)だけだと、母音だけになる。
ここに子音も無いと、日本語の音声にならない。
正確に言うと、音韻にならない。
そこで、(a:ア態)と組み合わせる子音が必要になる。
ヲシテ子音のデザインを並べてみよう。
右から左に向かって順番に、
「φkhnm trsyw(あかはなま たらさやわ)」
というように並んでいる。
これら十種類がヲシテの子音デザインである。
こうした子音デザインによって表されるイメージを、「相」と呼ぶことにする。
音ではなくて、イメージの話をしたいときに、「相」という言い方をする。
ここで、右端の「φ」はア行であって、子音そのものとしては特に音が無く、母音をそのまま発声している。
このため、ヲシテの音韻(あ)のデザインは、
子音のデザイン(φ:ア相)と母音のデザイン(a:ア態)との組み合わせである。