知を繋ぎ、紡いだ糸が皆を護るのです
貴方、一人で背負い込まないで。私がずっと一緒です・・!中国地方の覇者、謀神:毛利元就の正室。
妙玖。
毛利三本の矢(隆元・元春・隆景)と五龍姫の実母。
(妙玖は死後の法名「
妙玖寺殿成室玖公大姉」から取っており本名は不明)
謀聖:尼子経久配下の吉川国経の娘であり、幼少期の記録は無く
毛利家の取り込みを画策する経久によって19歳で元就の正室として嫁いだ。
つまりは
元々は政略結婚であったわけだが、二人の夫婦仲の良さは本物であり
妙玖が存命中は戦国大名として非常に珍しく側室を置かなかったほどである。
(己が愛した正室以外を置かないという一途な愛は三本の矢にも
引き継がれ、
隆元・元春・隆景も生涯側室を置こうとしなかった)
当時の寿命前後となる47歳で生涯を終えることとなるが、若死とは言えない死であっても
元就の悲しみは非常に深く、何日も自室に引きこもって泣き続けていたという伝承が残る。
元就が子供たちに送った手紙や遺言にも度々彼女の名が出てきており
死後も尚、毛利家の結束の中心になっていたことが察せられる妻(母)であった。
あまりにも妙玖を愛しすぎていたこともあり、逆に晩年の側室との子に関しては「虫けらのように扱ってよい」と切り捨てた遺言を遺すほどであった。長兄の英傑大戦:
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