幼い頃から、耳に馴染みのある12音技法を用いたインストルメンタル作品を、ボカロソングとしてリメイクしたエクスペリメンタルです。
インストルメンタル作品
https://youtu.be/2g1XWXVUN60?si=xOYAYvzt_bLefXu-僕の作曲は、ボカロ曲を始めるまでは、スケールによるインストを沢山書いてきました。インド、日本、沖縄、中国、エスキモー(イヌイット)、スパニッシュ、ナポリタンマイナー、エオリアン、アフリカ等、そしてホールトーンで作曲した時、「全音階?」と勘違いして、12音技法に辿りつき、スケールの一つとして捉えるようになりました。
そもそもエクスペリメンタル要素のあるジャンルとも言える「テクノ」と「ジャズ」、そして「劇伴」のイメージを捉えました。曲の内容からは、「ニューエイジ」とも言えるかと。
馴染みにくさを解消出来るよう、
ポップな歌詞
モチーフの繰り返し
テンポの早さ
短い尺
上昇フレーズでの緊迫
無機質なGM音源のコール音
ディストーションバスドラムの音階化
ハイハットやパーカッションは時間経過と停滞
を意識しました。
12音スケールが持つ独特の妖艶さ、緊張感、高揚感、恐怖、コミカル、シニカル、無機質、機械的、理不尽さ、狂気を自分なりに考え表現しました。
最期には、
電信では無く、伝心になる。
機械が万能ではなく、
心に屈するテクノロジー。
そのあたりが伝わると嬉しいです。
「12音技法の参考」
すぎやまこういちさん(ドラゴンクエスト)
スコットブラッドリーさん(トムとジェリー)
「現代音楽ではないが、インスパイアされた作品」
蓜島邦明さん(世にも奇妙な物語)
小山田圭吾さん(デザインあ)
ドビュッシー(クラシックWhole Tone スケール)
セロニアスモンク(ジャズWhole Tone スケール)
なお、(The) Line is Busy は、
英語訳としては、
「話し中」となります。
日本人なら、混線とか訳しそうだなと思い、
「キャッチして」だから、
相手はコールウェイティングという、
僕なりのユーモアです。