『放物線』
拙い言葉だけを頼りに息をしている
誰かの邪魔をしないように隠れて泣いている
あなたが私を許してくれたら
あなたが私を認めてくれたら
傷つき失い損なわれたもの
許されたかった この世界から
失いながら生きる 誰かを苦しめる
積み重ねたこの命は人知れず静かに崩れ落ちてく
弱さを許されたい それだけのことなの
美しく儚く死んでゆく
弱くても許されていいから
拙い言葉だけを頼りに息をしている
誰かの邪魔をしないように隠れて泣いている
ひとつ残らず潰え 塵になったとしても
誰もいない 触れられない 何もない世界が続いたとして
弱さを許されたい それだけのことなの
ひとつだけ覚えていてほしい
弱くてもそのままでいいから
失いながら生きる 誰かを苦しめる
積み重ねたこの命は人知れず静かに崩れ落ちてく
弱さを許されたい それだけのことなの
美しく儚く死んでゆく
心地よく穏やかに消えてゆく
弱くてもそのままでいいから