彼方と管で繋がっている 電子の海に文字が波打つ
アングラな世界へと 真っ暗なお部屋へと誘われて誑かされて
100%分の君を見たつもりで知ったつもりで偉そうになっていた
それでも君のゴマンパーセントとすらも僕には見えてはいなかった
窓のかなたに
恋した君に
甘えたい いつまでも ずっと傍にいて
戻れない君のいないあの寒い夏へ
星屑がつぶやく君の瞳にカモメが羽を広げ飛び立つ
艶めかしい君の目にメガネがそっとかけられて恥ずかしそうに笑ってこっちを見つめて
揺らぎだす僕の心は掴み取られて君の虜になって堕ちてく
こびりつく君の金切り声 僕の頭の中でハウルから君の事ばかり考えてしまう
窓のかなたに
恋した君に
逢いたいと君を想う 一片の涙
君はいま どこにいて 何をしてますか
晴天と海に負けない君の青いノースリーブワンピのスカートが舞う
僕と君が赤の他人の間柄と知っていながら潮風に戦ぐ蘭が爛漫に火照る
地平線のかなた薄紅の唇が閉じて
愛してる いやまだ恋してる分際だけど
誓い未来僕は君を一生愛すると誓って 君の足取りと背中を見て突いてゆく
窓のかなたに
恋した君に
言えない想いはかなたの中に
言いたい想いはここにあるから
窓のかなたへ