2023年の10月下旬、愛知県名古屋市中川区にある荒子城址を訪れました。
天文年間(1532〜1555)に前田利家の父・前田利昌(利春)が築城したとされ、
利昌・嫡男の利久・利家が城主となりました。
天正3年(1575)、利家が越前国府中(福井県越前市)に、
同9年に利家の嫡男・利長も同地に移るにおよび廃城となったとされています。
東西約68m、南北約50mあり、一重堀を巡らしていたと伝わります。
前田利家の出生地とされていますが、
西に3km程にある前田城も利家の出生地と伝わるようです。
現在、城址とされる場所には冨士権現天満宮が建っており、
城の遺構はありませんが、城の説明板や前田利家出生地の大きな石碑があります。
また、近くにある荒子観音の本堂は天正4年(1576)、前田利家が再建したと伝わり、
多宝塔は天文5年(1536)に再建されたもので、
名古屋市内に現存する最古の建物で国の重要文化財に指定されています。
城址の近くには奥村の姓の方の土地もあるようで、
前田氏の重臣で荒子城代を務めた奥村永福の一族の子孫の方が今も住んでいると思うと、
感慨深いものがありました。
※SDカードが壊れて、肝心の荒子城跡の写真は2枚だけです・・・ごめんなさい。
お城→
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