「展示品にはお手を触れないようお願いします。」
人生で初めて作詞作曲というものをしました……! なにもかもが難しい!!
歌:重音テト ※Synthesizer V AI 重音テト ライト版を使用
作詞作曲、絵:Madeline
MadelineのX→
https://twitter.com/Madeline1170099動画のyoutube版→
https://youtu.be/UJWVOYMMZfs?si=_w5VvztOzg4pxk9B【歌詞】
「インキュバス in キャンバス」
頭痛のするワルい匂いで
ナイトメアへ トリップ
肺が満ちると背徳と快感が取り代わる
悲しみを拭われ潜り込んだ嗜眠で
夢は淡く命を溶かす
遠くから響いたヒールの音さえも
骨を震わせ鼓動を速めさせた
烏羽玉の闇を秘す天蓋開く牡馬
両の眼は虚ろ
むせかえる油とアルコール
濡れた瞳とリップ
心の隙間に指を挿し鷲掴み
ただそれだけ
悪魔は優しい
悪魔は可笑しい
悪魔は愉しい
悪魔は正しい
いるかいないかも知らぬ主を待ち続けている
魂を削って創られたものには
その分だけ命が宿る
絵筆から伝った貴方の贈り物
花の顔(かんばせ) 嫉妬を抱く呪い
銀(しろがね)の小夜啼鳥
ひとつ覚えの口舌りよ
終わることも知らずに
キスの味は毒の蜜
逃れられない ホリック
生きる術は貴女手ずからの餌付け
ただそれだけ
悪魔は泣かない
悪魔は褪せない
悪魔は喚ばない
悪魔は死なない
誰が言ったかも知らぬ虚構に踊らされている
乱暴に残された筆の跡は
醜くも「僕」として鑑賞に堪える
キャンバスに閉じ込めた小さな「悪」が
ひとりでにねじを巻き 歌い誘う
神に似せられた貴女
悪魔に似せられた僕
紙一重か? 雲泥の差?
絵に描いた気持ち
僕よりも無価値
分かち合おう絵空事の愛
吊り橋渡りで錯覚した隙
観客引き込むトリック
跡を濁し飛び立った額縁は鳥籠
はち切れそうな赤い実が
熟しきると落ちるのと同じように
定めが地に導く