これだよ、これだよ、ボレロって!大体ラヴェルのなんて、スペイン音楽に聞こえないじゃないか!グノーはよく研究していますよね。一般にはあの平均律1-1を伴奏にしたアヴェマリアしか知られていませんが、グノーは「もっと評価されるべき」作曲家の筆頭なんじゃないかと思います。
ただし1つ残念なのは歌詞がフランス語なこと。やっぱりスペイン語で歌ってほしかった。この詩は本来スペイン語(作者不詳)だったものを、詩人のJ.バルビエがフランス語に翻訳したものです。スペイン語のままで歌詞にして欲しかったなあ。作曲年は1871年で、ビゼーのカルメンの初演は1875年ですから、これに影響されたわけではないですね。どうも19世紀にはフランスでボレロが大流行だったらしいです。
ボレロは本来スペインのダンス音楽のジャンルを表す言葉で、imslpには171ものエントリがあります。ショパンやサラサーテの名もあります。ここにはありませんが、カルメンにもボレロが含まれていますね。声楽曲も数はそれほど多くありませんが、グノーも含めていくつかあります。
なお、この曲で78-84小節(1:57くらいから)にある最高音の2度揚げは私が勝手に入れたもので、元楽譜にはありません。
グノーの歌曲
舟歌→
sm37573254ミニヨンの歌→
sm33522031第十四回ボカロクラシカ音楽祭参加作品(お題:あれじゃないほう)。
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