見えないものだけ見ている。
白くふわり、君は。
〈全てはあの夜だった。
つながって、はなれて
その時から僕は
手の届かない、
見えないあなたに
あの星に。
きっと最初からそう
解りきってただろうに
今でも焦がれるこの胸を
抑えることなど
できるはずがないのだ。〉
何も聴こえぬ夜の天使に告ぐ
君のこと。
Breathe...Please!
Reminiscing!
多分、僕は息をして
さあ!
消える消えない言える癒えない
見える、視えるキズをする
風信子、彼岸の花は息をして。
手。って。
いきてる???
見えないものを目で追いながら
カストルの僕は
きっと「スターゲイザー」
〈色の匂い。
音の味。
消え入るような嬰へ長調
冷たく当たり
それは甘味。
意味なき言葉の示すのは
結局あの星への
憧憬の景色。
羨望の味。
君の匂い。〉
何も見えないままでいい訳もなくってさ
なあ、明暗世紀を逆光させて
ねえ。息を吐け。
嗚呼、僕は未だ世界の事も
君のことも理解できなくて
それが嫌でさ!
でも、でも、好きでいて?
って、ってさ愚かでさ
でも疎かにできない夢ならさ
透明に捨て置くな
見えないまま。を見ないままはできなくてさ。
さあ!
生きてる。
僕はどうしようもなく生きている。
せめて、って、眼で見せて
天の藍の行く先を。
〈君を見つけた。
時に僕は憧れた。
恋い慕った。
いとどつらくみゆるほど
どうしてかは知らずとも
ずっと君を愛していたい
負い去った。
時に君は消えた。
遠い宇宙の元。
何故か解るか?
君は月だ。
僕が太陽になれないだけ
消えゆくだけの此の命
燃やし尽くして輝けども
僕は塵だ。
何故か解るか?
かんたんだ。
僕はどこまで行っても
「スターゲイザー」
観測者でしかない僕は
星を見るしかない僕は
それでも星を見続けて
それでも夢を描いてて
画板の縁の天藍に
祈る僕は。
自らの意志で
君だけを見ていよう。
一生分の夢を託そう。
なんせ僕は
いつまでたっても
「星の観測者」で
居続けるから。〉
待ってる。
'StarGazer'